ネット転売のビジネス思考~赤字を利益に変える選択肢~

転売ヤーの”どん”です。
こんにちは。
やってしまいました。
新品のおもちゃを仕入れたのですが、
6つも200円を超える赤字で販売してしまいました。
それだけではなく価格修正した7つ目もたった14円の利益・・・。
この様に選択を誤れば赤字や
大幅な利益の減少に繋がります。
しかし、その時その時の状況判断で
別の選択肢を選ぶ事で
この様に黒字に変えることも、
場合によっては大きな利益
に変える事も可能です。
今回はこの様な転売の選択についてお話致します。
ちょっと興味あるかも
せどり女子
お、いいね!転売していると良くある事だからこの考え方は重要になってくるよ。
どんの助手
おkじゃあ始めて
せどり女子
お、おう。
どんの助手
目次
赤字を利益に変える選択肢
転売をしていると
仕入れ時に利益が出ると算段を立てていても
冒頭の商品の様に
FBAに納品した途端に値下がりし、
利益が出ない事があります。
そういう時は状況により
素早い判断による選択をすることで
損失を減らすだけではなく、
利益に変え、大きく稼ぐ事も出来ます。
急激な値下がりに対処する3つの選択肢
私が通常、状況に応じて行っている選択肢は3つです。
- FBAに納品したまま価格が戻るまで待つ。
- 赤字になるが最安値に合わせて全て売り切ってしまう。
- 一度返送をかけ、自宅で保管して価格が戻るまで待つ。
この3つの選択肢のうち、
どれが最適であるかを選ぶ為に
まず、FBAシミュレーターを使い
保管手数料を調べます。
そして、最安値更新者が
売り切るまでに
どのくらいの時間を要するのかを予測します。
売り切るまでの時間を予測
売り切るまでの時間を予測する為の判断材料は
モノレートの最安値グラフと売れ行き状況
そして、最安値を更新した出品者の在庫数です。
まずはモノレート最安値のグラフです。
※ここでは6か月を例にしていますが、
過去3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月のうち、
商品によって参考になるグラフをご覧ください。
この青のグラフをご覧下さい。
これを見る限り2月までは
2500円前後の価格で売れていますが、
それ以降は価格の変動があり
1500円前後で今は安定しています。
※6か月以前も確認しましたが、
2500円でずっと売れていた商品です。
次に過去の売れ行き状況です。
見たところ常に激売れ商品です。
google拡張機能のモノゾン参考数値としては
月平均。過去1か月の間に115個。
3か月前には51個の商品が売れています。
※あくまで参考数値
※拡張機能やモノゾンが分からない人はこちらを参考に
先程の”モノレート最安値のグラフ”
とモノゾンの数値を見比べてみると。
①の過去3か月以前の2500円の時は月に51個。
②の1500円だと月に115個売れている
という見方が出来ます。
そして最安値を更新した出品者達の在庫数です。
※在庫数はgoogle chromeのXStock3という
拡張ソフトを使い、確認しています。
ピンクの数字が在庫数です。
(30以上持っている人はカートに入れて
正確な在庫の確認が必要です。)
我先に売ってやろうと1,2人が最安値を更新すると
同じように考えた数人が一気に価格を下げる為、
この様に、多くの出品者が最安値を更新しています。
このリサーチの結果
最安を更新した出品者数が多く
在庫数も多いですが、
月に100個は売れている商品です。
納品せずに在庫を持っている人がいる
という懸念はありますが、
早ければ1か月、遅くても2か月か3ヶ月で
価格が戻る事が予想できます。
それでは以上の方法で売り切るまでの時間が
予測できたところで3つの選択肢について解説します。
- FBAに納品したまま価格が戻るまで待つ。
- 赤字になるが最安値に合わせて全て売り切ってしまう。
- 一度返送をかけ、自宅で保管して価格が戻るまで待つ。
FBAに納品したまま価格が戻るまで待つ。
FBAに納品したまま価格が自然に戻るのを待つと
当然ながら保管料が余分にかかってくるため、
それでも利益が出るのかを大まかに計算します。
まず、ここの例での前提の条件として
- 1ヶ月の保管手数料は81円。
- 1ヶ月未満で売り切れば利益額500円。
だとします。
その場合、
売り切るまでに2ヶ月かかれば
500円ー81円=利益額419円。
3ヶ月かかれば
500円ー(81円×2)=利益額338円です。
ただ、売り切り予測はあくまで予測です。
様々な状況の変化(隠れ在庫など)から
2ヶ月経っても3ヶ月経っても
価格が戻らない可能性も考えられます。
その場合は保管料分が更に赤字となってしまいます。
赤字の最安値で売り切る
FBAに保管したままにするのが適切ではないと判断した場合。
赤字でも構わないので売り切るという手段があります。
この選択のメリットとしては
- 赤字だが、すぐに売れるため資金を確保できる。
- これ以上の赤字にはならない。
という点です。
初心者の場合だと特に資金不足の為、
売らずに手元に置けば、やはり返済資金に苦労します。
その点、赤字でも売る事で返済資金が出来ます。
また、他の選択肢では
それ以上の赤字にならない保障は無いため、
全てを最安値で売ってしまい。
少々の赤字で良かったと諦めるのも一つの選択です。
一度返送をかけ自宅で保管し価格が戻るのを待つ
FBAに納品したものを価格が下がったことを受け
返送をかけて、また新たに納品する選択もあります。
返送するメリットは
価格が戻るまで自宅で保管できるので
保管手数料がかからないことです。
保管手数料がかからないことで、
価格が戻るまでいつまでも待つ事が出来ます。
しかし、デメリットが数多くあります。
- 返送費用が普通・小型サイズで1個につき51円かかる(記載時)
- 自宅に保管スペースが必要
- 再納品時に送料がかかる(2017年度は無料制度あり)
- 資金化がその分遅れるため、その分の資本金が必要
- 価格が戻らない可能性もあり
それらのデメリットが問題なければ
どのくらいの利益が出るのかを計算します。
例えば商品が20個の場合
返送をかける事で、
返送費51円×20個=1020円
納品送料1000円(例)
1020円+1000円で合計2020円の費用がかかります。
1個の利益500円になるまで待つと
20個×500円は10000円。
10000円ー2020円(費用)=7980円
20個で7980円の利益です。
1個の利益250円になるまで待つと
20×250円=5000円
5000円ー2020円=2980円
2980円の利益です。
資金面や保管の事が問題なければ
赤字になるよりは良い利益といえます。
3つの選択肢から選ぶ
今調べたこの4つのデータ
- 最安値のグラフ(2500円→1500円)
- 過去の売れ行き状況(1か月に100個超)
- 最安値出品者の在庫数(100~200個)
- 1か月のFBA保管料(81円)
に加え、先程立てた売り切るまでの予測時間で
3つの選択肢
- FBAに納品したまま価格が戻るまで待つ。
- 赤字になるが最安値に合わせて全て売り切ってしまう。
- 一度返送をかけ、自宅で保管して価格が戻るまで待つ。
のうち、どの選択が一番メリットが大きいかを考えます。
まず資金に問題ありなら②を優先的に考えます。
逆に資金に余裕があるなら、②は真っ先に除外します。
次に
①のFBAに納品したまま価格が戻るまで待つ
を選択する場合。
今回の場合は先程立てた予測の
2か月で売れると考え
500円ー81円=利益額419円。
419円の利益があります。
419円の黒字ですので
この方法は結構良いんじゃないかと考えます。
しかし、何度も言う様にあくまで予測です。
価格が戻らない可能性もあります。
私としては、資本金があり、
保管場所に困らず、一個当たりの納品送料が
それほどかからない場合。
1か月程度の早期で価格が戻ると判断出来たなら
FBA納品したままにします。
しかし、2か月以上かかると予想したなら
迷わず返送を掛け、価格が戻ってから納品します。
もちろん2か月程度なら納品したままにしてもいいのですが、
まだAmazonに出品していない
在庫を抱えている出品者がいる可能性があるので
価格が戻らない場合も考えられます。
ですから、私にとって
一番確実であろう③の方法をとります。
ただ、私の場合は今までの経験上、判断していますが、
初めてだと難しいと思いますし、私も判断を誤ることもあります。
経験を重ねていくのも大切ですし、
時には赤字を覚悟しなければいけない場合もあります。
もし、失敗して赤字が出たのなら、
それだけに気を落として、やる気をなくすのではなく、
しっかりその時の状況を精査し、
「他で取り返してやる!」
ぐらいの気持ちで成長していきましょう。
まとめ
今回は損失を利益に変える方法についてお話しました。
1つの商品を多く扱わなくても
転売をしているとこういう場面に出くわす事は多々あります。
そういう時には今回の記事を参考にして
考え方を構築し、
利益に変えていただければと思います。
ただ、先ほども言ったように
赤字をどうしても回避できない場合もあります。
そういう場合でも
赤字になったことだけにとらわれず
「倍返しだ!!」
位の気持ちで頑張りましょう。
すみません。ネタが古いですね。
ただこのドラマが好きだったので使ってみました。
それではまたお読みください。
私も大好きだったのよ!このドラマ
せどり女子
ドラマの話になっちゃった汗
利益を出す考え方の方はどうだったの?
どんの助手
あの苦境を何度も乗り越えていく様は爽快感があったわね!
せどり女子
聞いちゃいないな
どんの助手